「あけぼの」で「青木繁」を語り尽くす会

 およそ百年前、当館で天才画家・青木繁の個展が開かれました 展覧会の成功を得て、その後、延べ半年近く当館に宿泊した青木は県内各地を旅し、「温泉」「朝日」などの名作を遺しました
 そのようなご縁で、3月20日(日)に当館にて、佐賀では初の催しである「青木繁を語り尽くす会」が開催されます
ご承知のように、青木繁は東京美術学校時代に白馬会賞を受賞して「天才」と謳われ華々しく画壇デビューをしますが、自信作「わだつみのいろこの宮」が東京勧業博覧会で三等最末席と云う低い評価だった事に落胆
その後、父危篤の知らせに故郷・久留米に帰郷したものの、家族と衝突し、その後の約三年間佐賀県をメインに九州各地を放浪します
その頃、新聞小説として発表された夏目漱石の『それから』に、「青木君は天才だ」と名指しで絶賛されたことなどを知ってか知らずか、以後、中央画壇で再評価される事もなく28年の短い人生を終えました
そんな失意の青木を癒した佐賀の人々の温かいもてなしとその足跡、そして青木芸術の天才性、独自性をこの機会に大いに検証したいと思います
是非ともご参加下さいませ

日時:2016年3月20日(日)
【講演会】(17時~19時)…基調講演の後、座談会
  ワシオトシヒコ…詩人・美術評論家・東京在住・海の幸会 理事
  髙山喜一郎………青木繁の弟義雄の孫・赤坂有薫オーナー・東京在住
  金子  剛………画家・東光会会員・青木繁研究家・佐賀在住・海の幸会 会員
  弥富 節子………画家・国画会会員・久留米在住・青木繁の小中高後輩・海の幸会 会員
  吉岡友次郎………画家・独立・久留米出身・川崎在住・海の幸会 理事・事務局長
  吉武 研司………画家・独立会員・佐賀出身・浦和在住・海の幸会 理事
【食事】(19時~21時)参加者を含めた話し合い・質疑応答など
【会費】1万円(内寄付金5,000円・食事費5,000円)
主催:あけぼので「青木繁」を語り尽くす会 実行委員会   

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